せっかくなので、メインとなるリーダーのプロフィールをざっくり。
聖職者(異教)/男/若者
小さいころから信仰の下で生きてきて、聖職者の家系に生まれた。
人を救うための聖職者になりたいと思っている。(実際はそうはなれない)
隻腕。タバコを吸うが酒は弱いので飲まない。
聖職者だけど筋力パワーがすごい。
今回関わるのはこんなもんでしょう……
リーダーは『信仰とは主の為にでもそれ自身の為にあるのでもなく、人の為にある』と考えているタイプの聖職者です。狂信者とは相いれないタイプ。
そんなリーダーが請け負った『異端審問』という名。
リーダー異教徒だけど大丈夫!?普段隠しているとはいえ大丈夫!?
特大即死級ブーメラン刺さってない!?
とかそんなアホなことを考えていましたが、リーダー基本異教徒であることは見せつけないんだよな…。だから普通の教会にも出入りする。(祈りはさすがに捧げない)
闇払う旗もそこそこ名前が売れてきて、そこのリーダーが聖職者と聞いて教会から命令が下されたんじゃないんかなっていう妄想。
リーダーにとって『裁く』という行為には非常に重い意味があると思う。
なぜなら、彼が信仰している異教の根本的な考えは『贖罪』だから。
人は生まれたとき、その瞬間から罪を背負っている。それを裁くのは他ならぬ主であり、我々人間は常に罪人であることを自覚しなければならない。
そんな、生自体が罪、といううすら暗い宗教なんですね。(実際は「みんな平等に罪人だから良いことをしようね!階級出自関係なく裁きの時の為に良いことをしようね!」という側面もあるのですが)
といったところで、リーダーにとっては『裁く』のは主の役割である。だから異端審問をするってのは非常に心臓が痛い。(吸血鬼だから死んでるけど)
聖北の教会から引き受けたのだとすると、自分が異端者だとわかるのが少し怖かったんじゃないかな。異教を信仰しているのを恥だとは思ってないが、今まで見てきた景色で「それが暴露されるとどうなるか」はわかっていそう。
そんな妄想が非常に捗るスタート。
リーダーの胃が痛くなっているときに何をやっているんだこいつらは!
というわけで箱舟とやらを探しに来た一行。
それを探していると……
リーダーが攫われた!!!!!!!!
すぐ攫われるんだから!!!!!
天使らしき人物に「裁きを下せ」と言われるリーダー。
ところで、冒険者ってわりと動じないよね。すごいよね。
高慢にも人を殺した天使。
憎悪を抱いた聖遺物。
どちらを裁くか。
なるほど、難しいね。
でもアルカは憎悪を抱いていただけだし、ウズネラを裁くのは彼女の願望を果たすだけな気がするんだよなぁ。少なくともリーダーはそう思っている…。
彼にとって罪は贖い償うもので、誰かが裁くものじゃないんです。
裁いてしまったら、それは主の真似事になってしまう。それは彼の信仰に反する。
こういうのはロールプレイがいいんだ。私は知っている。
ということで心のリーダーを呼び覚まして選びました。
シャマルに二人を裁くことはできない。
高慢さも、憎悪も、それを裁くのは己の役目でもない。
それでも、この話の中心にある『箱舟』を破壊することはできる。
アルカを破壊することにはなるけれど、彼の復讐心が罪なのではなく
船を作った人が抱くのが罪であって、『箱舟』で救われることなんてありえないのだ。
というわけで最終的に選んだ選択肢はこれでした。
「私は裁く 過去の罪を」
ところで、リーダーのこのスキルが使いたかった(わざわざ入れ替えた)
戦闘も無事に終わり。
さて、箱舟は破壊されてしまったのですが。
これって人々が希望の象徴を破壊されて絶望に陥るフラグでは?
人を救いたい聖職者のシャマルがもたらしたのは絶望と混乱なのでは?
とかひやひやしたんですがいい感じの雰囲気では?!
越えられなかった1を、かぁ。
このリーダー、元”心の闇:せいぎのみかた”なんですよね。
聖職者と言っても、役割は人を害するものを倒す、という仕事だった。
だから99を救うために1を殺すなんてこと、平気でやってきた。
親しい人だった者を殺して滅ぼすことを当たり前としてきた。
それを積み重ねていくうちに、自分のしている正しさがわからなくなってきて。
正しいことをしている自分を憎悪の眼で見られることも多くなってきて。
最終的には、『私の正しさを理解しないこいつらこそ悪だ』と、もっとも罪深い考えに陥って。
そんな時期があったからこそ、ウズネラを裁くことはできなかったんだと思う。
なるほどそういうことかぁあああ!!!(ポンコツPL驚愕)
そういや過去って言ってたね!?!!おい!!!リーダー!!!!!
良いこと言ってる……なんかすごい良い終わり方になった気がする(当社比)
そうだね、これ全部過去のことずるずる引きずってるんだよなぁ。なるほど。
二人はこうして箱舟の呪縛から解放されて、人々は新しい希望の在り方を見つけるのかな。
そんなわけで、自分的に納得できるエンドになりました!
聖職者シナリオありがたや……楽しかったです…!!