中編、中レベル
いつものリーダーはシャマルです。
が、彼はひそかにリリィをいつかリーダーに推薦したいとか思っています。
そんなリリィが初めてリーダーをやってみた依頼の帰り道の出来事。
彼女が一つの壁に当たった出来事。
大量の死霊に襲われ、気絶して気が付くと怪しげな場所にいた闇払う旗。
なぜかシャマルだけ超瀕死なんですが、これって死霊との戦い方を一番知っていたからこそ限界まで戦っていたとかな気がしますね……ぼろっぼろになってるのかな。
今回の役割は
リーダー…リリィ
参謀…アルマ
相方…シャマル でお送りします。
さて、リーダーとして頑張るぞ!と気張っているリリィ。トラブルはあったものの。
牢屋の中にいるとデイジーという死霊の女の子に出会って、カラスと喧嘩しながら館の中を探索することに。
アルマ「財布!!!この糞烏!!」
レイヴン「動物!!!!虐待!!!!!!良くない!!!!」
館の奇妙で面白い住人たちのお願いことを聞いていくうちに、だんだんと彼らの真相が明らかになっていく。
ここは枯れぬ花の為に造られた箱庭で、その花こそがデイジー。
死霊術師を殺せばすべてあるべき姿に戻るが、デイジーは外の世界には行くことが出来ない。
事実を知ってふさぎ込んでしまうデイジーに、リリィは。
シャマルはこういう時に情に流されず己の信念だけで決断を下せる。
いや、下してしまう。
自分の感情も相手の感情も殺して、正しい判断をはじき出す。
けれど、リリィは違う。
相手の事も、自分の事も、心を押し殺すことはできない。
この二人、結構性格自動診断とかだと似たような結果を出すんですが。
(二人とも正義感は強いしリーダーっぽい性格)
サイコパス診断とか、そういう系だと全く結果が違うんですよ。
つまり、そういうところに違いがあるんじゃないかと。
むしろシャマルはリリィの冷血ではないところを見て、リーダーに推薦したいとか思ってるんじゃないかと。(シャマルがリーダーをやったのは割とただの流れ)
デイジー!!!!!!!!!!
偶然なんだけどね、リリィの語源は白ユリからだから……
同じ花の意味を持つ名前同士で……
お姉ちゃんみたいな気分になっているんじゃないかな、リリィ……
さくらも花の名前なので、女子は花としたいPLらしい。
リリィが下した結論は、死霊術師を殺すことでした。
そしてデイジーは、怪物になってしまいました。
不死身の怪物に有効な『アマランス』という銃。
銃の扱いにも慣れているシャマルが撃つことに、そして怪物を誘い出すのはリリィに。
この時、まだリリィは心のどこかで「デイジーを助けることができるかもしれない」と思っていたと思う。
結局、リリィは冷血になれなかった。
とどめはシャマルが指したのだと思う。
でも!!!
シャマルはPTにとっての最善を選択したし
リリィは人としての感情を持っていたまでだし
どちらが良かったとかはないのだと思います!
枯れぬ花の庭、了。
この後、リリィは不甲斐なさとかを参謀に愚痴りまくるんだろうな。
そんな彼女に参謀は「あいつになる必要なんてねぇよ」とだけ言って頭をスパーンと叩いていてほしい。
リリィのそういうところが、大切なんだ。