トラウマを負う人と、相方さん二人用
クーポンのせいで
オネェとアニキに強制エステの虐めを受け続けた人みたいになってる…
というのは置いておいて
メインは「トラウマ:虐め」です!!
この人、いじめっ子っぽい顔しているくせにいじめられっ子だったんですよ(?)
今回は虐めの話とかが出てくるので、苦手な人は読むのをやめてくださいね。
失踪事件の調査に出た二人。仲いいねぇ、なんだかんだでいっつも一緒にいる双子…
そうしたら、謎の霧にアルマが誘拐された!
…そんなところから話が始まる。
こんな状況でもちゃんと弟のことを信頼している兄貴――!
眩しい。
いっぽうの弟は焦げてた……
シャマル「過去の清算は必ず訪れる!我々の報復に一生怯えて暮らすがいい!」
という展開はなく、頭が黒焦げアフロでしょうがこれきっと次のコマで戻っているギャグマンガ的なあれや~。
弟が黒焦げになっている間にお兄ちゃん大変なことになってるやんけ!
アルマの受けたいじめは、魔術学校での典型的ないじめですね。
元々聖職者の家系であったため、魔術師になるのに反対されていた中。
どうしてもといって入学した手前、いじめを理由に弱音を吐くことも、行動を起こすことも出来なかった。
何度も何度も自分がこういう目に遭う理由を考えたけれど、その答えも見つからなかった。
実際、いじめられていた理由なんてなかったんでしょうね。
ただ弱そうで大人しく耐えていたので、標的にされてしまった。
結局、いろいろあって彼は学校を退学させられたのですが、その時最後の砦として頼ったのが弟だったんですよね。
しかしタイミングが悪かった。
弟に突き放されたアルマは、追い詰められた挙句自殺未遂をした。
というのが簡単な流れです。
だから学校も、弱い者を寄ってたかって叩くのも嫌い。
規則もうわべだけも嫌い。
うッ、つらい……。
シャマルがアルマに向かって放った言葉は「アルマはいいよな、自分で好きなことが出来て」ということなんですが。
アルマからしてみれば聖職者になれて家族からも期待されているシャマルというのは、途方もなく眩しい存在だった。
メンタルぼろぼろの時にそんなことを言われたら精神壊れてしまう…まだ12歳くらいの出来事だったし……
そして、アルマは自分がいじめられていたことをシャマルに話していない。
アルマの元にたどり着いたシャマルだけれど、錯乱したアルマに襲われることに。
アルマの気が済むならいくらでも殴っていいのでは?シャマル頑丈そうだし……
って思うんですけど!!!
なんだかんだでこの兄貴は自分の弱い部分で弟を傷つけてしまったらすごい後悔しそうだし、こんなことで、って自分を責めるような気がするのでやっぱりだめです。
ここ~~~!!!
うん、アルマは大声で泣きました。
12歳の時、助けてほしいと泣けなかった分。
元々すごい泣き虫なのに、いじめのことがあってから涙を我慢することを覚えてしまった、染みついてしまった。
でも本当は大泣きするし、見た目と違ってメンタルはちゃんと人間らしいんです。
情けなくないぞ、うんうん。頑張ったぞ…!!
基本自キャラにそんなに「うんうん」ってならないんですが、いじめとかの問題を抱えていたキャラには「よく生きてた…えらいな…」ってなります。
孫を見ているおじいちゃんとかおばあちゃんの目線……飴ちゃんあげようね。
ドーモ!ヴァニタス=サン!
レンキンジュツシ・スレイヤー デス!
うん……共に……共にかぁ……
一緒にいれたら…まぁ。。。。いいね……
無事主犯ズを撃破してエンド。
結局、アルマはシャマルに自分がいじめられていたことを話していないなぁって思うんですが、変な心配をかけてしまうのは彼の信条に反するだろうなと。
トラウマは克服しなくても乗り越えなくてもいいと思っていますが、アルマは絶対に克服する、乗り越えると決意しているんでしょうね。そういうところで精神が固いタイプだから。
いつもの悪魔みたいな参謀じゃないけど、たまには弱くたっていいんだぞ!