町での調査も終わり、犯人を導き出すことに。
ここでのポイントは
「動機から考えずに、事実だけを並べて『犯行が可能な人物』を割り出す」
こと。
ここからの流れが、本当に美しいんです。
残忍な殺人事件の犯人は、教会の修道女でした。
いや、正確には『擬態』していた、かつての町を出て行った少年でした。
彼がサウル公の死を『模倣』して、殺人を犯していたのです。
彼の話を聞く代わりに、自分の話をしたアルマ。
どんなことを話したんだろうな。家族のこと。自分にはシャマルという弟がいて、小さい時からずっと一緒に過ごしてきたことや。所属しているPTのことや、自分のあまり好きではない故郷のことを話したんだろうな。
そして彼の口から語られる、彼の境遇。
虐待され、行きついた教会。
妊娠して自殺した妹。
彼が『修道女』に擬態した理由。
彼が犯行に至った経緯まで。
美しくて、悲しい話でした。
ここの流れが!!すごくきれいで、参謀ッ…!ってなるし、盗賊ッ…!ってなります…。
参謀と盗賊の悪だくみをするような仲がとても好きです。
めちゃくちゃ好きなシーンなので連続スクショ失礼しました。
これにて一件落着!
……なのですが、アルマは何か納得がいかない模様。
そういえば、『違和感がある』とぼやいていましたが……?
第一の目撃者。彼女は見たときに悲鳴をあげて、その時に鳴った鐘。
修道女でもなく、ほかに協力者がいるわけでもなく。
そう、これが「Mimic」
大公サウルの死を真似た犯行をした、修道女に擬態した元少年と。
ずっと鐘に擬態していた、かつてのサウルの愛剣。
暴れるソレを倒した後には、物言わぬ翡翠の剣が落ちているだけでした。
ただの剣になったものを持ち帰りながら、そんなやりとりをする参謀と盗賊。
これからホーではいろいろなことが起こるんだろうな。
恐怖に震える人も出てくるかもしれない。
けど、これが真実なら、こうなるべくしてなった。そんな気がしますね。
Mimic 終了。